ロシアを訪問した中国の習近平国家副主席は現地時間の21日午前、四川大地震の被災地の子供たちを受け入れたロシア全国児童センターを見学しました。習近平副主席は、中国の子供たちを親切に世話してくれたことについてこのセンターに心から感謝し、両国の青少年が中ロ両国国の友情を推進して行くことを励ましました。 

　21日、大雪に見舞われたロシアの極東都市ウラジオストクの郊外にあるロシア全国児童センターでは、民族衣服をまとったロシアの子供たちが花束を手に、中国の習近平国家主席を迎え出ました。

　このセンターはロシア、または世界において、最大の多機能の児童の総合的療養機関の一つとして、2008年から2009年までに、中国の四川地震で被災した800人あまりの子供たちを受入れてきました。8これは中ロ両国の指導者が共同で決めたことです。

　習副主席は両国の子供たちが作った手工芸品と中国の子供たちのこのセンターでの暮らしを紹介した写真展を見て回りました。これらの手工芸品と写真は中国の子供たちとロシアの教師や生徒たちが深い友情を結んだことを示すものです。

　また、センターの講堂ではロシアの子供たちが出し物を習副主席に披露しました。

　「ご来賓と友人のみなさん、ようこそ。ロシア全国児童センターはみなさんを心から歓迎します。いまから出し物をご覧ください」

　歌やサーカス、舞踊など子供たちの披露した素晴らしい出し物は喝采を浴びました。そのあと習副主席は中国の政府や国民を代表して、このセンターが四川震災地の小中学生を親切に受入れていること心から感謝し、「児童センターの心のこもった療養計画によって、中国の子供たちにロシアの人々の友情、その善良さと心の暖かさを感じさせた」と述べ。「真の友情と愛には国境がない。ここで、中国の子供たちはロシアやその他の国の子供たちと知り合いとなり、友情を結んだ。また。中ロ友好の種を彼らの幼い心に撒き、その芽を生えさせた」と話しました。

　習副主席はまた、「まもなくスタートするロシアでの『中国語年』イベントは両国の人文的交流での重要な出来事であり、両国の指導者が中ロ間の末永い友情を強化させるためにとった重要な措置でもある」と述べ、さらに、ロシアの青少年が中国語年のイベントーに進んで参加するよう期待し 、「私たちがいずれも中ロ両国の友情の促進者になることを希望する。中ロ両国はいつまでも友人となっていくだろう」と感動深く語りました。（翻訳：トウエンカ）