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2012年の中国の動きを示すキーワード

2012-12-27 11:32:36     cri    


























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 2012年は中国や世界、そして中日両国間で大きな出来事がたくさんありました。今日はキーワードを通じて、中国の出来事を振り返りながら、中国の動きや中国人の心を覗いてみましょう。

 さて年末も迫り、中国ではこの1年間を表すキーワード、例えば「1年を代表する10の漢字」や、「流行語」、「新語」、「ネット用語」のように、さまざまな形でまとめています。

 では、これらのキーワードを詳しく見ていきましょう。

 まずは、「年度を代表する10の漢字」です。一番最初に登場したのは「夢」(梦)でした。この1年間は中国人にとって、長年間抱えてきた「国民的な夢」といえるほどの夢を叶えました。まずは有人宇宙飛行船・「神九」が6月16日に打ち上げられ、およそ2週間後の28日に無事帰還した「空を飛ぶ夢」、11月25日に戦闘機の艦載空母「遼寧号」が離着陸に成功した「空母の夢」、12月10日に作家モー・イエン氏がノーベル賞を受賞した「ノーベルの夢」など。いずれのニュースにも国内では喜びの声があがりました。

 「空を飛ぶ夢」は「飞天梦」、「空母の夢」は「航母梦」、「空母の夢」は「诺贝尔梦」と発音します。

 ところで「夢」ですが日常ではちょっと異なる使い方をしています。

 「夢を見る」は「做梦」と発音しますが、もっぱら寝るときの夢を指しています。将来の夢を言う場合は、夢想と書く「梦想」を使います。例えば、「あなたの夢は?」は「你的梦想是什么?」と言います。「你的梦是什么?」ではおかしな表現となってしますのです。ちなみに幻想的な世界を表す場合は「夢」に「幻」を書く「梦幻」を使います。

 続いては「10の流行語」です。

 ここでも有人宇宙飛行船「神舟九号」(神舟九号)がランクインしました。日常では省略して神に九と書く「神九」と言われています。「神九」の打ち上げから、宇宙飛行士の船外活動や船内活動が生中継され、多くの人が画面に釘付けとなりました。食事の様子や女性飛行士・劉洋さんのヘアスタイルは、ホットな話題となりました。

 それから「プラスエネルギー」です。「プラス」は「正」、「エネルギー」は「能力」の「能」に「分量」の「量」と書く「正能量」と言います。これまでこのような意味を表現するのは「積極的」の意味の「积极向上」が使われていました。この二つの言葉を比べると、「积极向上」のほうは「意欲を出して、何かをする」という意味で、「十分な力を持っているかどうかを考慮せず、とにかく前に向こう」というニュアンスが強いです。「正能量」のほうは「精神的に強くなる力を得た」という意味です。英語から来たこの言葉が広く受け入れられるようになったのは、この時代の中国人の心、精神状態の表れではないでしょうか。

 次は「新語」です。

 まずは、「莫言热」です。「莫言」は作家のモー・イエンさんのことで、「热」は「熱い」の字で、ここでは「ブーム」という意味です。つまり「莫言(モーイエン)ブーム」です。モー・イエンさんは今年のノーベル文学賞を受賞しました。中国人作家としては初めての受賞者です。モー・イエンさんは、去年中国文学の最高権威の芧盾文学賞を受賞したのに続いてのノーベル文学賞受賞だったので、「赤い高粱」、「丰乳肥臀」、「白い檀の刑」、「蛙鳴」(あめい)などの小説が飛ように売れ、この現象を「モーイエンブーム」「莫言热」と表現されました。

 次は「中国式过马路」です。中国式に、過ぎるの字「过」です。この「过」は、「渡る」という意味です。何を渡るかというと、馬の字に、道路の路「马路」で、「道」です。「中国式の道の渡り方」という意味です。中国では、自動車だけでなく、歩行者の信号無視が多いです。信号は赤ですが自動車が来なければ、みんな渡ってしまうのです。このことが、ネットユーザーたちの間で問題視されていたのです。これを受けて最近、北京では取締りを強化するため、全国で初めて信号無視者に罰金を課す措置をとり、話題を呼びました。交通ルール、さらに社会的なルールを守ろうという声が大きくなっています。

 次は、「ネット用語」です。

 まずは「你幸福吗?」です。センテンスですが、これは社会アンケート調査の中の質問の1つでした。「幸せですか」というといかけです。初めて「幸福度、満足度」に関して聞かれたこともあり、メディアがこぞって取り上げました。人々を取り巻く政治や経済、自然環境などへの個人的な感覚が重視され、「どんな生き方をすべきか」と自分に問いかけるようになった人も少なくないようです。

 次は「中国好声音(ボイス・オブ・チャイナ)」です。これは歌手のオーディションテレビ番組です。一般人がステージで熱唱し、プロに負けないほどの表現力を見せたり、全力投球する姿が共感を呼び、今年の大ヒット番組となりました。もう1つ話題になった番組があります。ドキュメンタリー番組・「舌尖上的中国」です。「舌尖」は「舌の先」で、「舌先が語る中国」と翻訳できます。中国の東西南北のグルメを紹介するとともに、そのグルメを作る人や土地の習慣、家族の絆など、文化面の内容も豊かなことから「新しいグルメ番組」と高く評価されました。この番組にあやかろうと、広告やレストランの看板には「舌尖上的~」といいうフレーズが溢れました。(朱丹陽 吉野綾子)

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