中国映画は、この3月の低迷期が終わり、4月の初週末に当たる清明節連休中、久しぶりの「熱さ」を取り戻しています。今年13週目の映画興業ランキングでアメリカ映画の『世界侵略:ロサンゼルス決戦』(日本未公開)が3週連続でトップとなっているほか、香港の名監督杜琪峰(ジョニー・トー)と脚本家の韋家輝(ワイ・カーファイ)との「黄金コンビ」が手がける最新作の『単身男女(Don't Go Breaking My Heart)』は初動3300万元(約4億円)の好成績を収めており、バレンタインデーに公開された『将愛情進行到底(Eternal Moment)』(監督:張一白)と並ぶ恋愛映画の話題作となりました。また、『単身男女』の初動成績は東京国際映画祭で最優秀芸術貢献賞に輝いた李玉(リー・ユー)監督の最新作『観音山(ブッダ・マウンテン)』を抜いて、1億元の興業収入が見込まれています。この作品はルイス・クー(古天楽)演じる銀行マン、ダニエル・ウー(呉彦祖)演じる建築家と高円円(ガオ・ユエンユエン)演じる大陸女性の三角関係をモチーフにし、同コンビによる10年ぶりのラブコメディだそうです。
高円円(ガオ・ユエンユエン)とルイス・クー(古天楽)
高円円(ガオ・ユエンユエン)とダニエル・ウー(呉彦祖)
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