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『観音山』:東京国際映画祭に輝いたあの話題作が遂に中国で公開

2011-02-17 11:23:27     cri    

 中国の山東省出身の女性監督・李玉(リー・ユー)の最新作『観音山(ブッダ・マウンテン)』がいよいよ3月4日に全国で劇場公開されます。この作品は昨年の東京国際映画祭で最優秀芸術貢献賞と最優秀主演女優賞(ファン・ビンビン)を獲得し、話題を呼びました。国際映画祭で初めて主演女優賞を受賞した中国の人気女優・範氷氷(ファン・ビンビン)は、この作品で反抗期の女子生徒という風変わりな役どころに挑戦し、型破りな演技を披露しています。範氷氷(ファン・ビンビン)演じる女子が台湾の人気歌手メイビス・ファン(范曉萱)の名曲『戦』をクラブで熱唱するシーンはとても印象的で、東京国際映画祭の審査員にも絶賛されたシーンだったそうです。

 そのワンシーンから映画の主題歌も生まれました。ボーカルを担当しているのは主演の範氷氷(ファン・ビンビン)。クラブで歌った演技があまりにもよかったため、彼女に決定したそうです。作曲はメイビス・ファン(范曉萱)、作詩は、監督と親交のある人気作家・韓寒が担当しました。

 
映画のワンシーン、範氷氷(ファン・ビンビン)演じる女子が
メイビス・ファン(范曉萱)の名曲を熱唱

 映画で範氷氷(ファン・ビンビン)と共演しているのは、台湾のイケメン俳優・陳柏霖(チェン・ボーリン)。日本のドラマ『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』や『シュガー&スパイス 風味絶佳』『暗いところで待ち合わせ』といった日本映画にも出演したため、おなじみの台湾の俳優かもしれません。彼の映画デビュー作『藍色夏恋』は、カンヌ国際映画祭、東京国際映画祭などにも出品され、国際的に好評です。初共演を果たした範氷氷(ファン・ビンビン)と陳柏霖(チェン・ボーリン)の演技合戦にも注目が集まっているところです。

 
台湾のイケメン俳優・陳柏霖(チェン・ボーリン)

 一方、「大家」役を演じているのは実力派女優シルヴィア・チャン(張艾嘉)。台湾出身で香港で活躍する女優で、近年は監督業に専念しています。監督代表作には、『君のいた永遠(とき) 原題:心動』 (1999)、『20.30.40の恋 原題:20 30 40』 (2004)がありますが、『観音山(ブッダ・マウンテン)』で久々の女優復帰。

 
実力派女優シルヴィア・チャン(張艾嘉)

 【映画ファイル】

  観音山(ブッダ・マウンテン)

  公開日:2011年3月4日

  監督:李玉(リー・ユー)

 1973年12月生まれで中国山東省青島市出身の女性映画監督、脚本家としても活動中。李玉(リー・ユー)は大学卒業後、テレビのパーソナリティになるが、数年後、活動の場を北京に移すことに。最初の頃はテレビの仕事をする傍ら、小説や脚本の作成を続けていました。2000年にドキュメンタリー映画で監督デビュー。代表作には、『今年夏天(仮題:残夏)』(2001年)『紅顔』(2005年)『苹果』(2007年)などがあります。李玉(リー・ユー)と範氷氷(ファン・ビンビン)がタッグを組むのは2007年の『苹果』以来2度目です。

 キャスト:範氷氷(ファン・ビンビン)、陳柏霖(チェン・ボーリン)、シルヴィア・チャン(張艾嘉)ほか

 ストーリー:中国の大学入試に失敗した若き男女3人と50代の大家さんの間で織り交ぜた心温まるヒューマンストーリー。(コオリ・ミン)

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