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『守望者:罪悪迷途』:『告白』を目指せ!中国初の「犯罪ドラマ」が公開

2011-03-18 14:41:17     cri    


3月公開の大作『守望者:罪悪迷途』

 中国初の「犯罪ドラマ」として期待されている映画『守望者:罪悪迷途』が3月25日から劇場公開されることになりました。中国では犯罪映画が多く公開されていますが、アクションを中心とした作品がほとんどで、「ヒューマンドラマ」として犯罪を題材に扱う作品は今回が初めてだそうです。同作品は投資額5000万元(約60億円)を超える大作で、豪華な出演陣も注目を集めています。


主人公を演じる任達華(サイモン・ヤム)


新らたな演技が期待されている若手俳優陳思成(チェン・スーチェン)(真ん中)

 主演の任達華(サイモン・ヤム)はこの新作で、どこか『羊たちの沈黙』の人物ハンニバル・レクターを思わせる「ハンマー殺人鬼」を演じきり、印象的な演技を披露してくれるそうです。日本で公開された中国映画『スプリング・フィーバー(原題:春風沈酔的夜晚)』でお馴染みの陳思成(チェン・スーチェン)は、これまでは等身大の青年役を数多くこなしてきましたが、今作では、一連の「落とし穴」で次々と人を振り回していく詐欺師役に挑戦し、ギャップのある新たな演技で話題となっています。


異色のカップルを好演。余少群(ユィ・シャオチュン)と黄聖依(ホアン・シェンイー)

 一方で、初めて恋人役として共演した黄聖依(ホアン・シェンイー)と余少群(ユィ・シャオチュン)にも注目が集まっています。黄聖依(ホアン・シェンイー)は2004年に周星馳(チャウ・シンチー)主演・監督作『カンフーハッスル(原題:功夫)』に抜擢され映画デビューした若手女優。近年は、周星馳(チャウ・シンチー)との解約騒動の影響のためか、代表作といえるような作品はなく、この作品への出演がかなり期待されています。そして、映画『花の生涯 梅蘭芳』やNHKドラマ『蒼穹の昴』でおなじみの余少群(ユィ・シャオチュン)と黄聖依(ホアン・シェンイー)の共演による異色のカップルはこの新作の見所の1つになりそうです。

 このほど広州で開かれた記者会見で、非行(フェイ・シン)監督は「この作品の題材も内容構成も新しさを感じさせるものがある。3月は映画市場の低迷期と言われるが、この作品で"景気"をつけたい」と作品への自信を覗かせました。

 【映画ファイル】

 タイトル:守望者:罪悪迷途

 英語題:The Man behind the Courtyard House

 監督:非行(フェイ・シン)

 キャスト:任達華(サイモン・ヤム)、張静初(チャンジン・チュー)、黄聖依(ホアン・シェンイー)、陳思成(チェン・スーチェン)、余少群(ユィ・シャオチュン)、郝蕾 (ハオ・レイ)、巍子(ウェイ・ツー)ほか

 ストーリー:主人公は服役を終え、釈放の日を迎える男・陳志輝(サイモン・ヤム)。久々の社会復帰に、未来に戸惑いを感じる陳は、張静初(チャンジン・チュー)、黄聖依(ホアン・シェンイー)、陳思成(チェン・スーチェン)、余少群(ユィ・シャオチュン)、郝蕾 (ハオ・レイ)、巍子(ウェイ・ツー)演じる役と次々に出会う。そんな出会いから、彼自身の考えもどんどん変わっていき、ついつい人の道を踏み外しそうに…(コオリ・ミン)

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