『カンフーパンダ2』『トランスフォーマー3』『パイレーツ・オブ・カリビアン4』などハリウッドから人気シリーズの猛攻を受ける2011年の中国映画、どんな作品を持って打って出るか、関心が高まっているところです。名監督・チャン・イーモウ(張芸謀)やピーター・チャン(陳可辛)、ツイハーク(徐克)らが顔をそろえるほか、時代劇アクションが依然として大きなシェアを占めているようです。それでは、2011年公開予定の注目作を一挙にチェックしてみましょう。
~春篇~
『新少林寺』:アンディがジェットに宣戦布告
1982年の『少林寺』が大ヒットしたのをきっかけに、カンフースターのジェット・リー(李連傑)は全国で大ブレイクし、この作品も中国でカンフーブームを巻き起こしました。『新少林寺』は正に『少林寺』からインスピレーションを受けた作品。しかし、リメイク版とは異なり、まったく新たなストーリーとなっています。主役に抜擢されたのは香港出身のトップ俳優アンディ・ラウ(劉徳華)。アンディが演じるのは、妻子との死別がきっかけに仏教に目覚め、少林寺の僧侶たちとともに戦乱から住民を守る元軍人です。アンディは初めて剃髪に挑戦しています。果たしてジェット・リーを超えることができるのか、アンディのアクションに期待しましょう。
この作品は、陳木勝(ベニー・チャン)が監督、ジャッキー・チェンがプロデュースを務め、アンディ・ラウのほか、ニコラス・ツェー(謝霆鋒)、ファン・ビンビン(范冰冰)ら豪華キャストが脇を固めています。一方、中国嵩山にある「本場」少林寺からの僧侶たちもエキストラとして出演します。
ベニー・チャン監督は、「カンフー・シーンを楽しんでもらうのはもちろんのこと、この映画に含まれるヒューマニズムというものを感じてほしい」とコメントしました。
この作品は今年の春節期間にあわせ1月19日から全国で公開されます。(コオリ・ミン)
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