中国で映画は「第7種の芸術」と呼ばれ、個性や才能を大切にする業界とされています。音楽界では「シンガーソングライター」と呼ばれていますが、映画界では俳優業と監督業の両方がこなせるいわゆる「自作自演」というマルチな才能を持つ人がますます注目されるようになっています。そんな中国映画の「逸材」たちにスポットを当ててご紹介します。
代表人物:徐静蕾(シュー・ジンレイ)
【監督と主演を務める代表作】
『私とパパ 原題:我和爸爸』 (2003)
『見知らぬ女からの手紙 原題:一個陌生女人的来信』 (2004)
『夢想照進現実(Dreams May Come)』(2006)
『杜拉拉昇職記(Go LaLa Go!)』(2010)
中国大陸で章子怡(チャン・ツィイー)、趙薇(ヴィッキー・チャオ)、周迅(ジョウ・シュン)と並ぶ「四大若手女優」の一人として、演技ga広く認められていると同時に、スペインのサンセバスチャン映画祭で最優秀監督賞を受賞するなど監督としても大活躍しています。特に、2010年の新作『杜拉拉昇職記(Go LaLa Go!)』は自身初の商業映画にしながらも1億元(約12億円)の興行成績を収め、「女優+女性監督」スタイルで、前人未到の偉業を成し遂げたといえるでしょう。女性監督の存在が目立っている大陸の映画市場ですが、清純派女優出身の監督といえば、徐静蕾(シュー・ジンレイ)の活躍を抜いては語れません。近年は女優業より映画監督業を優先し、ブロガーとしても話題を呼んでいます。
徐静蕾(シュー・ジンレイ)
『私とパパ 原題:我和爸爸』 (2003)
『見知らぬ女からの手紙 原題:一個陌生女人的来信』 (2004)
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