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黄江琴さんが演奏した二胡曲

2011-10-21 18:49:25     cri    






















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 広大な中国の大地は56の民族を育んできました。そして、この大地に生きる各民族と各地域の特色ある音楽は多彩な中国の音楽世界を作りました。優雅な江南地区の伝統音楽や情熱的なモンゴル草原の響き、華やかな京劇、そして西南地方の少数民族の美しいハーモニー・・・・・・。この番組では中国各地の心を揺さぶる旋律と音色をご紹介していきます。皆さん、ご一緒に中国民族音楽のルーツを探りましょう。

 二胡は中国で最もポピュラーな楽器として広く愛されています。農村の田畑でも都市の小路でもしばしば二胡の優雅な音色が聞こえてきます。また、二胡の演奏家も数え切れないほど多いのですが、有名な二胡演奏家黄江琴さんはその中でも素晴らしいテクニックと鋭い音楽センスで中国の音楽界において確固たる地位を確立しました。

 黄江琴さんは1979年に海南芸術学院二胡科を卒業し、1982年から南方歌舞団民族楽団の二胡のコンサートマスターを担当してきました。また、何度も国内の二胡コンクールで賞をとりました。

 黄江琴さんの二胡の演奏は柔らかさの中に力強さがあり、人々の心に強く訴えかけます。そして広東省で最も素晴らしい二胡演奏家と讃えられています。ここ数年、広東地方でリリースされた音楽アルバムの中の二胡の演奏部分はほとんど黄江琴さんが担当しました。

 今回の中国メロディーは二胡演奏家・黄江琴さんと彼女が二胡で演奏した音楽作品を特集しました。番組の中でご紹介したのは「划船歌(船を漕ぐ唄)」、「十二月調(十二月節)」、「小雨(小雨)」の3曲でした。

 1曲目の「划船歌(船を漕ぐ唄)」はインドネシアの有名な童謡を元にアレンジしたものです。曲の中で主旋律を担当している二胡のほかにも、笛、古筝、ギターなどの楽器の演奏も印象的です。この曲は今までの二胡の哀愁感をがらりと変え、軽やかなメロディーで東南アジア独特の熱帯風情を描くと同時に、軽快な二胡と言うイメージを作りました。

 2曲目の「十二月調(十二月節)」は中国古代の説話に登場する女性・孟姜女の物語を元に創作した二胡作品です。

 秦(しん)の始皇帝の時代、孟姜女と言う若い娘が范喜良という若者と結婚しました。式を挙げてからほどなくして、夫の范喜良は万里の長城つくりの人夫として徴用されてしまいます。孟姜女は夫の後を追いかけますが、時既に遅く、夫は過酷な工事に耐え切れず死んでしまいました。悲しみにくれた孟姜女が三日三晩泣き明かすと、万里の長城が数里に渡って崩れ落ち、長城に埋め込まれていた夫の亡骸が発見されたのです。夫の骨を捜し出した彼女はそれを持ち帰って葬りました。この悲恋の物語は民衆の間で広く言い伝えられました。

 この「十二月調(十二月節)」と言う曲は二胡の独特な哀愁感漂う音色と琵琶の抑揚ある伴奏で孟姜女の悲しみや恨みの気持ちをありありと表現しています。

 3曲目の「小雨(小雨)」は同じタイトルの福建省のラブソングを基にアレンジしたもので、まるで二胡の弦で唄うように恋人同士の真摯な愛情をうまく表現しています。

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