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ザクダスーロンさんが歌った蒙古族の長調

2011-09-23 17:04:09     cri    
























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 長調はモンゴル語で「ウリツドウ」、つまり「長い歌」という意味です。長調の歴史は2000年前に遡ることができます。長い間にわたって長調は人間が自然と調和して生きる中で受け継がれてきました。特に、モンゴル長調の牧歌をきくと、広々とした草原に立ちながら、自然と心の底にある物が引き出されていきます。

 長調は歌詞は少ないですが、歌そのものが長くて、音階の変化が少なく、ゆったりと安定しているのが特徴です。長調の内容は主に美しい草原や川を賛美することや、両親の愛情、そして親しい友情を讃えることなどです。長調はモンゴル人の血の中に流れている音楽で、その民族の記しだと言っても過言ではありません。モンゴル語が分かるかどうかに係わらず、それを聴いた誰もがモンゴル長調の深みのある調べに感動するでしょう。

 ザクダスーロンさんは1954年に内蒙古自治区の貧しい牧畜民家庭に生まれました。小さいころから故郷の豊かな民間音楽の薫陶を受け、素晴らしい音楽の才能を育み、数多くの長調の唄を学びました。1974年、ザクダスーロンさんはソニトゾチー公演チームに入り、その芸術的生涯をスタートさせたのです。その後、彼は再び内蒙古自治区芸術学校と中国音楽学院で研修し、チョナシトゥ教授と内蒙古の唄の王と呼ばれるハサブさんらについてモンゴル長調を学びました。

 ザクダスーロンさんは「長調は蒙古族の音楽文化の中で最も代表的なもので、蒙古族の知恵と感銘を余すところなく表現している。蒙古族の人々はいつでもどこでもモンゴル長調を聞くと、その独特な寂しさと感激を感じられる」と話しました。

 今回の中国メロディーは、蒙古族の有名な歌手・ザクダスーロンさんが歌った蒙古族の長調の唄をを特集しました。番組の中でご紹介したのは「小黄馬(黄色い子馬)」、「都仍扎那(ドゥルンザナ)」、「清涼宜人的杭蓋(涼しい杭蓋山)」の3曲でした。

 一曲目の「小黄馬(黄色い子馬)」はモンゴル長調の名曲の一つです。ザクダスーロンさんの歌声は高らかで抑揚があり、黄色い子馬がしなやかに歩くその美しい姿をよく表現しています。

 二曲目の「都仍扎那(ドゥルンザナ)」と言う唄はモンゴル族の伝説の英雄・ドゥルンザナの物語を歌っています。19世紀にモンゴル草原で活躍した有名なモンゴル相撲の力士ドゥルンドリガルは何度も横綱になり、人々に英雄「ドゥルンザナ」と讃えられました。「ザナ」というのはモンゴル語で「象」を表し、有名な力士は人々から「象」や「獅子」として賞賛されました。

 夜に見えない星、

 夜明けにキラキラ光る。

 ウジュムジュンキのドゥルンザナ、

 勇猛で天下無敵だ。

 最後にお送りした「清涼宜人的杭蓋(涼しい杭蓋山)」は、若者が恋人に会いたい気持ちを歌っています。

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