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第7弾:『聊斎志異』に載ったゾッとする話「画皮」

2011-08-15 11:39:24     cri    

 夏の名物と言えばやっぱりお化け、怪談、ホラーですよね!映像コンテンツに関する調査によりますと、ホラーを見ると涼しくなると回答した人は38%で、体感温度がなんと平均4.9度も涼しくなると感じているということです。夏になると、特に、蒸し暑い夜、無性にホラーや怪談映画など見たくなる人が、大勢いると思います。

 中国では昔、仙人や狐鬼(こき)、妖怪などを描く怪談が多く伝わっていました。その中で、一番有名なのは、清の時代の怪異小説集、「聊斎志異」です。作者は、蒲松齢です。小説の内容は仙人、幽霊、狐狸の怪異譚で、当時世間で口から口へと伝わっていたものを筆記してまとめたものです。491篇の短編小説から構成されています。

 私は小学5年生の時、古文の勉強として、原文を読みました。その人間界と交錯していた怪異の世界に惹かれながら、背中に冷や冷やと感じた覚えがあります。小説に書かれている話は、さえない受験生のもとに美女に化けた狐やら幽霊やらがやってくるというものが多いです。神秘さや不思議を感じますが、人間よりも善良な狐や幽霊が多いからでしょうか、あまり怖くありません。

 その中で、珍しく本当にゾッとする話もあります。「古典エナジー」、今回は、この真夏の暑さを吹き飛ばすために、「聊斎志異」の中であの最もゾッとする話をご紹介します。



























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 以上、「画皮」のあらすじでした。詳しい話を知りたい方は、どうぞ音声番組をお聞きください。文章の最後に、作者はイソップ寓話のような形で、このような教訓をも書いています。「愚かな世の人よ、妖怪なのに美人だとして慣れ親しむ。惑わされた愚かな人よ、他人の忠告を聞き入れず、でたらめとして聞き流す。美しい女性の外見に引かれ、女を犯したので、自分の妻も他人の痰を食べる羽目になってしまう。悪いことをすればいつか必ず罰に当たる。愚かな人間が悟らないだけだ。どんなに悲しいことであろう」

 「画皮」は何度も映画化されたことがあります。一番古いのは、1965年の香港制作のバージョンです。1979年、中国大陸と香港の共同制作により、「画皮」は再び映画化されました。中国大陸で上映された初のホラー映画なので、音声や場面があまりに衝撃的で、映画館では急死してしまった人が続出しました。それから、その映画は封印されました。2008年になると、新しい映画が制作されました。ただし、名前は「画皮(ペインテッド・スキン)ですが、内容は全く違うラブストーリーとなりました。興味がありましたら、ぜひ観賞してください。

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