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チベットの食べ物の薬的効用

2009-03-27 10:14:52     cri    

 チベット料理によく使われる原料は薬の成分と薬効があり、身体によいものです。

 ハダカムギは「晶珠本草」というチベット医学書籍の中で重要な薬物とされ、多くの病気の治療に効果があります。統計によりますと、チベットの農牧地区では痛風や糖尿病の発症率はわずか0.01%だということです。これは長期的にツァンパを食用していることと大いに関係があります。チベット人はハダカムギを「人間を育成する母親」と呼んでいます。これを加工したツァンパが「宝の長男」、ハダカムギ酒を栄養を補給する「甘露の妹と」と呼んでいるのです。ツァンパは健康にいいので、だんだん多くの人に受け入れられるようになりました。

 また、ヤクは厳しい寒さに耐えられるチベット

 特有の動物で、人が住めないような山間地帯や砂漠、草原に生息しています。現在は家畜としても飼育されるようになりましたが、生活環境や食べ物は野生のヤクとほとんど同じです。ヤクの角や骨、肉、毛皮はすべて異なった病気の治療に効果があり、「高原の宝」と呼ばれています。

 また、酥油は牛や羊の乳を煮詰めた油で、「生命の油」、「油の純粋」と言われ、高原に生活している人々にとって毎日の食べ物に欠かせません。酥油の酒類で効用が違います。たとえば、黄牛やヤギから取った酥油は下熱によく使われています。ヤクや綿羊からとった酥油の性質は熱を帯びていて、防寒に役立ちます。 

 さらに、チベット産ウイキョウや野生のラッキョウ、楡の木などは調味料になるし、薬の効果もあります。この様な材料を使ってつくられた料理はおいしくて、身体にもよいのです。(トウエンカ)

 

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