1978年からチベットの教育事業は急速かつ全面的な発展段階に入りました。
1980年代から、チベットの農牧地区の小中学校では学費のほか、食費や寄宿料金もすべて免除されてきました。現在、この政策はチベットの農村と都市部で全面的に実施され、チベットは中国大陸で一早く義務教育を実現しました。チベットのダーツェ県中学校の責任者黄始全さんの説明によれば、学校は1200人の寄宿生のため、毎日の朝食に卵や牛乳、バター茶、饅頭などを準備するほか、昼食と夕飯に主食のほか3つのおかずと一つのスープを作ります。ほかに、夏・冬用の衣類やタオル、練り歯磨きなどの日用品の費用はすべて政府によって賄われています。この政策は農牧地区の子供の就学率を大いに高めました。
2008年現在、チベットの小学校は885校に達し、就学適齢児童の入学率は99%で、中学校は96校で、入学率は92.2%となり、高校は23校、在校者数は4万4000人、中等職業学校は7校、在校者数は2万人以上となりました。
そして、高等教育も大きく発展し、 チベット医薬、チベット文学、チベット音楽など民族の特徴を持つ教育も強化されました。現在、専科学院と大学は6校あり、在校者数はおよそ3万人で、大学の入学率は20%近くとなりました。研究生教育、専科教育、職業教育、通信教育、継続教育など多元化教育システムが形成されました。
1978年から現在まで、中央政府はチベットの教育に累計220億元の資金を投入し、その中で、2008年1月から9月までの投入額は27億元に上りました。(トウエンカ)
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