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チベット教育事業の発展

2009-02-07 17:17:29     cri    
 1950年代チベットが平和的に解放されるまで、この地は政治と宗教が一体化した政教一致の封建農奴制が実施され、非常に立ち遅れた閉鎖された状態にありました。学校といえば、寺院や地方政府が僧侶と貴族の子弟のために作った学校しかありませんでした。入学適齢期の子供の入学率はわずか2%で、成人の文盲率は95%でした。

 50年あまりの発展を通じて、現在、チベットでは、幼児教育や小学教育、中学教育、中等専門技術教育、高級教育、職業技術教育、成人教育、通信教育を含む教育体制が形成されました。チベットには一般の大学が6校、中等職業学校7校、中学119校、小学885校があり、在校生は54万人です。

 

 1980年代以来、中央と地方政府はチベットの教育への投資を大幅に増加し、続々と優遇政策を打ち出しました。たとえば、無料教育の実施です。チベット族出身の子供たちの小学校から大学までの教育費のほか、一部の小中学生の衣食住の費用もすべて政府が支払っています。そして、農村や放牧地区の学校では寄宿制を実施し、発展している省や市から教師を派遣して、チベットの教育事業を支援しています。また、教育条件がそろっている内陸の省や市にチベット中学校やチベットクラスを設け、チベットの文字や医学、芸術、歴史などチベット文化学科や専門学校を作り、専門の人材を養成しています。

 チベットの深遠な宗教や文化、伝統のため、チベット自治区政府は仏教学校の建設への支援を重視し、活仏と言われる人々や仏教学者が仏教の経典と宗教史を教えています。各主要な寺院は経典を学習するグループを設け、毎年数回にわたってお経を教え、お経について議論する大規模な活動を行っています。一部の大寺院では、まだ独自でお経の本を刊行しています。現在チベットの教育は近代的な文明と民族の伝統的な文化を両有しています。(トウエンカ)

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