1956年9月、チベットで初の中学校「ラサ中学」が開校しました。広くて明るい教室、図書館、事務室と寄宿舎が整い、当時のチベットでは一流のものでした。1960年になって、「ラサ中学」はチベットで中学と高校の両方を擁する初の学校になりました。この学校を卒業したチベット初の高校卒業者の中の8人が推薦によって、北京清華大学、北京地質学院、北京師範大学などに入学し、チベット初の大学生になりました。
1965年、チベット所属の初の高等専門学校「チベット民族学院」は陝西省咸陽市に創立されました。チベット語学科、師範学科、会計学科、農業学科、衛生学科、家畜獣医学科などのを設置し、チベット族やメンパ族、ロッパ族などチベットからの少数民族の学生を主として募集しました。チベット民族学院の創立はチベット独自の高等教育の始まりを表しました。それから20年間に、チベット農牧学院、チベット大学、薬王山チベット医学院などの高等専門学校と大学も次々と建てられました。それに、中央民族学院、西南民族学院、上海芝居学院、上海音楽学院など内陸のいくつかの学校でも、チベットから学生を募集し、チベットのために第一代となった教師、医者、俳優、音楽家などを育成しました。
1965年、チベット自治区が設立するまでに、チベットでは小学校があわせて1800校余りあり、その中で、公営が87校、一般中学校が4校、民族学院が1校、中等専門師範学校が1校含まれています。そのほか、孤児保育学校も9校ありました。全てあわせると2000校あり、教職員は3500人、学生は7万人で、その中、少数民族の学生が90%以上となっていました。(トウエンカ)
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