韓国の大統領候補である、安哲秀(アン・チョルス)の論文盗作疑惑について調査を始めたニュースが最近、人々の注目を集めています。10月初め、韓国のテレビ番組が、初めて安哲秀候補に対する疑惑を取り上げました。この報道は、韓国国内に大きな論争をまき起こしました。
また、10月31日付けの日本週刊は、「中国で一番有名な日本人 加藤嘉一氏に経歴詐称疑惑」と言う記事を載せました。
日本の週刊は10月31日、日中で多数の著書を発行している国際コラムニストの加藤嘉一氏が経歴を詐称していたことを指摘しました。その中で、加藤氏が東京大学に合格したという発言が事実ではないと言うことを示したほか、他にも疑わしい点がいくつかあると指摘しました。
中国では、「群衆の目はするどい」という名言があり、すべての虚言は、いつか必ず真相が白日のもとに曝されます。
経歴を詐称した「事件」は珍しくありません。世界中、どこにでもあるのです。中国では、このような事件を「学歴門」と言います。「門」と言うのはインターネット上での流行語で、爆発力のあるネガティブなニュースを指すのです。
2010年7月、中国の経済界・実業界で知らない人はいない唐駿もこのような経歴門事件に陥りました。同年の7月1日夜、有名な学者で盗作論文摘発のプロとしても有名な方舟子は自らのミニブログで、「フリーター皇帝」と呼ばれる唐駿(元マイクロソフト中国総裁)の「学歴詐称」を非難し、「カリフォルニア工科大学理工学院博士」の肩書が偽者だと指摘しました。
それに対して、唐駿はインタビューで「カリフォルニア工科大学」ではなく、「カリフォルニア・ミラマー大学」で博士課程の修了証書を取得したと説明しました。しかし、方舟子は、その「カリフォルニア・ミラマー大学」はお金を支払えば学位をもらえることで有名な学位販売学校だと指摘しました。
各方面の圧力を受けて、唐駿は2012年6月、北京大学で行った講義で自分の学歴詐称を認め、学生たちについに謝りました。
中国の孟子は、「誠は天の道なり。誠を求めるのが人の道なり。」と諭しました。近代の作家である魯迅も、「誠は人の根本」と言っています。
更に、周恩来元首相は、「自分を賢いと思う人は、往々にしてよい末路を得ない。本当に賢い人と言うのは謙虚だ。謙虚な人だけが、現実と歴史の試練に耐えられる」と述べました。また、アメリカの
ベンジャミン・フランクリンは、「人は失脚してもすぐに立ち上がることができるが、信用をなくしてしまうと、挽回することはできない」と言っています。
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