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街角夜話―文物遺跡は都市化と共に消滅するか?

2012-09-12 10:20:33     cri    
























 
 




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 文物とは何でしょう?文物は先祖から代々と伝わる記憶で、民族の精神のルーツです。第3回全国文物調査の結果によりますと、「文物保護法」が発効して30年来、失われた文物遺跡4万件の半分は、各種の建設によるものです。この状況を見ると、中国の文物保護と利用は全体的にまだ立ち遅れており、文物の安全と保護の観点からみると依然として深刻です。


 今日は中国の文物保護についてご紹介します。

 社会経済の発展に伴い、中国各地で大規模な都市建設が始まり、高層ビルの数も日増しに増えています。新しい建物が建設される中、多くの文化遺跡が壊されました。世論と民衆の非難に対して、関連の管理部門は文化遺産を壊したものに罰金を科すことにして、民衆の怒りを抑えています。

 違法であると知りながら、建設を進めることもあります。投資企業にとって巨大な利益に比べ、罰金はほんのわずかの金額だからです。罰金が、投資企業を厳しく処罰するという元の目的に合致していないのは、監督管理部門の弱さを露呈しています。

 全国人民代表大会執法検査チームはこのほど、「文物保護法」の実施状況に関する報告書を発表しました。この報告書は、一部の政府と企業法人が考古学的見地から実施すべき調査をせずに工事を行っていることや、都市と観光地を建設する時、文化遺跡周辺の環境や建物自体などを重視しないこと、一部の観光地が文化遺跡を過度に利用していることなど、文化遺跡を傷つけている実例を挙げています。

 これらの違法行為が再発しないよう、このチームは現行の「文物保護法」を修正し、全国人民代表大会常務員会の立法計画に加えるよう提案しました。

 文物遺跡は我々の祖先が残したもので、現代社会が新しく作れるものではありません。保護のために、他の場所で再建するという言い訳は、文物が唯一のもので、再建できないと言う特徴に反しており、本当の文物保護ではありません。文物のこのような特徴から、文物遺跡の保護の重要性を強く認識し、中国の人々も次の世代にバトンを渡すと言う歴史的な任務を負わなければなりません。

 これまでの30年間の文物消失状況に関する調査結果によりますと、調査対象の9割の人は市内にある文物遺産を残すことを望んでいます。文物は人類社会の縮図であり、人間の生産や社会の発展、自然への理解などを反映しています。我々は自分の命と同じように文物遺跡を守っていくべきです。

 では、どうやって文物保護と商業開発の矛盾を解決するのか?全国人民代表大会執法検査チームは、「文物保護法」の修正を期待していると同時に、国務院及び関連部門に健全な法規と規範性のある文書の作成を提案しました。

 世界四大文明の一つ中国の文明は、中華子孫に素晴らしい豊富な宝を残しただけでなく、全人類に多くの文化的な遺産を残しました。これらの文物遺跡を保護することは、歴史的な使命で、すべての中国国民の責任なのです。

 今日は中国の文物保護についてご紹介しました。

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