今回の祭りは「江南水郷の吐魯番：吐魯番の葡萄が成熟すれば、われわれの葡萄も成熟」という趣旨を巡り、「五つのベスト」の選出など様々な活動が行われます。無錫市新区情報と旅遊発展局の強莘局長はその開幕式の席上、「『五つのベスト』とは、最良の田舎観光地と最良の田舎、最良のお土産、無錫の田舎を代表する農家料理ベスト10、最良の観光コースを選ぶということだ。この他、近郊ドライブ月間や葡萄狩り、撮影をテーマにするアマチュア写真家の撮影した写真コンクールなどのイベントなども開催する」と語りました。

　この他、最も歓迎される無錫田舎観光コーストップ10の選出が行われますが、鴻山での田舎観光が最も人気を集める観光コースの一つとなっています。鴻山住民委員会と観光についての契約を結んだ南京にあるマイカー観光クラブの責任者王俊峰さんは、「呉の文化と葡萄狩りなどはわれわれを引き付けた。無錫は南京から200キロ離れ、1日で往復することができる。日帰り観光はいいが、できれば一日を増やしたほうがいいだろう」と語りました。

　陳杭さんはマイカー観光クラブのメンバーの一人で、鴻山の葡萄と風景は彼に深い印象を残しました。陳杭さんは、「葡萄祭は良かった。サービスや開幕式なども素晴らしかった。車で2時間ほどで到着できるし、週末の日帰り観光はいいが、それに1泊2日の旅行ができれば、もっと満足できるだろう」といいました。

　鴻山は現在、5 00ヘクタール余りの葡萄畑を持ち、その品種は35種類に達しています。2006年、ここで生産された各種ぶどうは国家品質監督検査検疫部門から国家レベルに達する無公害食品と認定されました。無錫新区情報と観光発展局の強莘局長は、「鴻山の葡萄は産業リンケージとなっている。ここで生産された葡萄は好評を受けただけでなく、『江南水郷の吐魯番』という栄誉をももらった」と述べました。

　鴻山鎮は広々とした肥沃な畑と現代都市観光農業パーク、及び80ヘクタールある野菜畑などを持っています。現地政府は今後、こうした資源を生かし、都会の人々から歓迎される農業レジャー観光地の建設に力を入れていきます。鴻山住民委員会事務所の徐服偉副主任は、「近年、新区区政府と鴻山鎮政府は現代化農業建設のレベルを高く定め、事業の発展に巨額を投入してきた。新区にある世界のトップ企業で働く従業員を対象に、鴻山鎮をよりよく建設していく」と話しました。

　現在、鴻山の葡萄はすでに、馬山のヤマモモ、陽山の水蜜桃と同じく有名になっています。この文化観光祭は鴻山を代表する葡萄を通じて、無錫の観光業の発展に積極的な役割を果たしています。

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