中国の東南部に位置する無錫は、今から2500年ほど前の呉の時代の都です。3000年の歴史を持つ古い町で、昔から美しく、豊かな都市で知られるこの無錫は『江南の名城』と言われています。 無錫は北に長江、南は太湖に臨み、西は南京、東は上海に接しています。 四季がはっきりしていて、物産が豊富で、中国では、「米と魚の故郷」と謳われています。毎週のこの時間は無錫の様子をお伝えしますが、今日は無錫の低炭素事業の発展その一をお送りします。
ここ数年、無錫市政府は低炭素事業の発展を非常に重視し、インフラ設備のネット化、自動車と船舶の更新、技術の効果的な利用などに力を入れ、低炭素交通輸送システムの発展に取り組んでいます。
無錫市交通運輸局の宋良棟副局長は「今、交通部門は市政府の要望に基づき、低炭素交通の発展を積極的に推進している。低炭素交通理念は工事建設、航路建設、公共サービス、物流技術など各交通分野で広く応用されている」と述べました。
今、無錫交通運輸部門は交通運輸構造の合理化建設に相次いで400億元を投入し、科学的かつ合理的なインフラネットを建設しています。
また、公共交通の面で、交通部門はガソリンとガスの節約、節電など多くの措置を制定しました。これと同時に、関係部門はガス排出抑制の低炭素公共バスを導入したため、都市の空気汚染状況を効果的に改善しました。無錫公共交通会社諮問部の張梅副部長は「公共交通会社は低炭素基準の公共バスの更新に力を入れ、2008年から現在まで低炭素基準に達する車両は2361台に達し、全車両の76パーセントを占めている」と紹介しました。
タクシーは都市交通の重要な道具ですが、都市部の大気汚染源の一つと見られています。これを受けて、無錫交通管理部門はタクシーがガソリンの代替エネルギーとして天然ガスを使用するのを提唱し、排出削減と運営コストの減少を実現しました。無錫市運輸管理部の忻(キン)偉副課長は「現在、4040台のタクシーの中、およそ2700台が代替エネルギーを使用しているため、年間燃料代を2万元から3万元節約できると運転手さんは話している。これらの措置はタクシー運転手さんに喜ばれている」と述べました。
無錫シリーズ、今日は「低炭素事業の発展に取り組んでいる無錫」その一をお話しました。来週はその二をご紹介します。どうぞお楽しみに。
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