中国の東南部に位置する無錫は、今から2500年ほど前の呉の時代の都です。3000年の歴史を持つ古い町で、昔から美しく、豊かな都市で知られるこの無錫は『江南の名城』と言われています。無錫は北に長江、南は太湖に臨み、西は南京、東は上海に接しています。四季がはっきりしていて、物産が豊富で、中国では、「米と魚の故郷」と謳われています。

　ここ数年、無錫は社会養老サービスシステムの構築を大いに推進し、養老機構が134箇所に達し、このほ　か、家庭式養老サービス機構が313箇所、高齢者活動センターが1757箇所、老人大学が75校になりまた。

　今年1月、北京放送の記者は無錫市浜湖区のある家族養老サービスセンターのレストランを訪れました。ここで食事をしている72歳の張さんは「毎日、ここで食事をしたり、近隣の住民とお喋りをしたりしてとても楽しいですよ」と話してくれました。また、今年79歳の沈さんは「私のような1人暮しの老人にとってこの家庭式養老サービスセンターは非常に暖かいと思います」と話しました。

　今、無錫では家庭式養老サービスセンターの建設を大いに推し進めていると同時に、老人ホームなどの伝統的な養老サービス機構も大きく発展しています。

　北京放送の記者はこのほど、恵山区五保老人ホームを訪れました。ここで暮している82歳の張正和さんはインタビューに応じ、「私はこの養老ホームの食住と医療条件に非常に満足し、また、旅行やお芝居の鑑賞などにも参加することができる。毎日、天国にいるような幸せを感じている」と話しました。

　恵山区民政局の董鳴華副局長は「今、これらの養老ホームはいずれも政府が出資して建設したもので、その運営費用も政府の負担となっています」と説明してくれました。

　今後、無錫市政府は養老機構の建設に、投資や建設用地の供給それに税金免除、財政補助、水道や電気の供給などでより多くの優遇政策を提供することになっています。  

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