消防士は烈火と災害の中から命を救い出す勇士です。その消防士の勇気と勇ましい姿を芸術作品で表現し、人々に芸術的な感動と命の大切さを知らしめている人がいます。このほど、新疆公安消防本部の警察官・張運さんが創作した「無敵の消防軍」と「生命の神」の彫刻作品二点が新疆のウルムチ市美術館で展示されました。

　ここ数日、ウルムチ美術館で行われている消防作品展示会が多くの観客を集めています。この展示会には消防士が身の危険をも顧ずに市民を救助する場面を描いた彫刻作品と写真作品が展示され、多くの観客達の心をつかみました。

　観客の劉さんは、「初めて消防彫刻作品を見てとても感動しました。特に「無敵の消防軍」という彫刻作品は芸術的な感動に富んでいる、いい作品だと思います」と話しました。

　この作品について張運さんは、「新疆消防本部は中国公安部消防局の命令を受け、カザフスタンに赴き、第15回カザフスタン救援対応競技大会で、優勝しました。これを記念して、私は10月2日から「無敵の消防軍」と言う作品を創作し始めたのです。新疆消防チームの無敵の精神は私の芸術作品に多くのインスピレーションを与えてくれました」と紹介しました。

　彫刻創作のほかに、張運さんは写真撮影にも興味を持っています。張さんの「烈火勇士」という作品は新疆政治法律界書画大会で一等を授賞しました。この作品は消防士が火の海の中から1人の子供を助け出した場面をリアルに表現していて、芸術的かつ感動的な作品と讃えられています。

　今、張運さんの消防芸術作品はますます多くの人々に知られる様になり、新疆科学技術展示館、ウルムチ美術館などでも展示されました。張さんは異なった芸術の形で火災予防の重要性を宣伝し、多くの市民に喜ばれています。