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「消防英雄」彭向国さんの物語り

2011-01-13 15:02:04     cri    
























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 新疆は中国の北西部にあります。かつてはシルクロードの通り道であり、今も多様な民族が暮らすところです。古くから、ここは中国と中央アジア、西アジア、ヨーロッパを結ぶ交通の要衝でした。毎週この時間は今日の新疆の様子をご紹介します。

 今年の秋、新疆消防本部は中国消防チームを代表し、第15回カザフスタン救援対応競技大会に参加しました。彭向国さんは中国代表チームの中隊長として5種目24試合に参加しました。この大会に参加するのは初めてでしたが、彭向国さんは素晴らしい成績を収めました。大会の熱戦を振り返って彭向国さんは

 「この競技大会に参加するのは初めてだったので、試合中に多くの思いもよらない困難に直面した。例えば、人質救出の摸擬試合では、まず、何も道具を使わずに標高1000メートル以上の切り立った崖に登り、登頂した後、登山用の網ザイルをかける。また、メンバーと協力し頂上に置いてある試合用の人形6、7体を抱えて、ザイルにそって崖から降りなければならない。私とメンバー達はチームワークがとれて、試合で定める時間内に任務を遂行できた。大会の審判は「さすがは中国人だ。すごい」と言ってくれた。私達は非常に誇りに思った」と話しました。

 12日間にわたる熱戦を経て、彭向国さん率いる中国代表チームは素晴らしい成績を収めました。帰国後、新疆消防本部は彭さんとメンバー達に「消防英雄」という勲章を授与しました。

 彭向国さんは2008年に新疆師範大学体育学部を卒業し、軍隊に入りました。8カ月の訓練と実習を経て、彭さんは新疆石河子消防支局の小隊長に任命され、その後、消防支局の中隊長に就任しました。

 消防任務はいつも予測できない危険と隣り合わせですが、彭向国さんは自分の仕事に強い使命感を持っています。彭さんは「科学技術レベルの向上に伴い、今の消防設備はずいぶん進んできたが、消防活動にはいつも危険が存在している。でも、赤い消防車に乗って市民の生命と財産を救いに行くことは私にとって最も誇りに思えることだ」と述べました。

 彭向国さんは困難を恐れず勇気があるだけでなく、教育面での専門知識も生かして、消防訓練を耐えず改善し、兵士達に喜ばれています。隊員たちにとって彭さんは優秀な教官であり、親近な兄弟でもあります。

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