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高校生活にスポット

2010-06-03 14:24:20     cri    

 6月の受験シーズになりました!本日は中国の学生生活を取り上げたいと思います。実は4月に、日本人としてはショックなデータが発表されました。中日、韓国、アメリカの4国のアンケートで、日本は授業以外で勉強しないとか、授業中に居眠りをするという高校生の割り合いがとても高いというデータです。

 財団法人「日本青少年研究所」報告書によると、授業・宿題以外の勉強を「しない」と答えた高校生の割合は日本がトップ。高1で38・3%、高2で34・9%、高3で28・9%に上った。一方、中国では7・7~5・3%とと少なかったです。

 中日はかなりの差がありますね。そこでいったい中国の学生たちはどんな青春を過ごしているのでしょうか。まず、教育を受ける期間は日本と同じです。小学生が6年、中学が3年、高校が3年です。最も勉強がきついなあと思ったのはもちろん高校時代です!特に高校三年生。一日の授業時間は6時間、さらに自習時間があります。

 また、中国は寮生活が多いんです。大学はほとんど全寮制ですけど。一部の中学校と高校にも寮があります。ルームメイトが勉強している姿もプレッシャーになります。中国では、「五上六下」という言い方があります。つまり、毎日5時間寝ると大学に受かる、6時間寝ると落ちるという意味です。厳しいでしょう!特に農村部からの学生は非常に勤勉で、普段はとても節約して、勉強のことばっかり考えています。彼らを見ると、都市で育った学生は猛烈に自分自身を反省して、非常に励まされます。中国は競争が激しいけれども、寮生活でお互い切磋琢磨されてる部分もあるのかもしれません。このような寮生活は、社会人になる前、人間関係や人とのコミュニケーションをマスターする良いチャンスですね。

 あと、朝早くおきて、勉強するという、朝型の学生も多いようです。中国の古い言葉には「一日の計りは朝にある」というのがあります。早く起きて勉強すると効率が高いと言われています。また、、中国では「ながら族」が多いようです。例えば、数学の授業では、歴史の本を見たりして、生物の授業では、数学の宿題を書いたりしました。普通、先生はやはり大目に見てくれます。

 そのほか、毎年、運動会や文化祭などがありますね。一部の学校にはカラオケ大会などもありますよ。このような行事になると、休校になりますので、みんな楽しみにしています。また、恋愛に関して、今はずいぶん変ったと思います。「早恋」という高校生の恋愛はやっぱり禁止されています。先生も親も厳しいですけど、こっそりとお互いに慕っている学生もいました。友達以上恋人未満のような曖昧な関係でしょう。一方、日本の高校生は自由度が高いようですね。恋愛もバイトもできますから。

 そして、大体文科系と理科系に分かれて、自分の成績や志望によって大学の専攻を選びます。今では、各専攻の就職状況や進路、将来性などもかなり重視されるようになりました。社会における大学受験の重さとか、教育体制や高校生活の環境の違いが大きいですね。やはり中国は人口も多いですし、いい大学に入ることは本当に将来に影響すると思います。

 とにかく、中国の事情を考えると、「学歴だけが重要じゃないよ」とは簡単に言いきれないですね。今年も大学入試がはじまります。全国の受験生にエールをおくりたいです。

 国籍を問わず、高校生活で一番重要なのは?やはり勉強?いや、勉強というより、むしろ自分に対する認識でしょう。人生の夢を叶えるかどうか、時には自信過剰になったり、時には自信を失ったりして、自分を正確に評価できなかった時、自分自身を疑った時がよくありました。それを乗り越えるのは辛いけど、どうしても歩まなければならない、人生にとって重要な一歩だと思います。(「イキイキ中国」より)

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