復旦大学は中国の大都市上海にあり、中国の古書「尚書」により名づけられ、大地を照り続ける太陽や月と同じように、来る日も来る日も知識で学生を啓発することを意味します。今日は皆様を復旦大学にご案内しましょう。
初春のある日、復旦大学経済学院の構内で記者はネパール人留学生の高亮さんと出会いました。高さんは「復旦大学は世界的な視野を持っており、多くのカリキュラムを英語で授業をしています。特に経済学院では外国人教授が多いのです。ヨーロッパやインド、日本、韓国、アメリカなどの著名な大学の教授が含まれています。一つのところで、全世界を見ることが出来ますね」と話しました。
復旦大学は1905年に近代中国で創設された初の私立大学です。中国でもっとも早く開放された都市上海に位置するため、なかなか開放的な雰囲気に包まれてきました。
百年余りの発展を通じて、復旦大学は、哲学や経済学、法学、文学、工学、医学など人文社会科学、自然科学、技術科学、管理科学の学科を揃える総合大学となりました。英紙タイムズの別冊「タイムズ高等教育版」の最近号が発表した世界大学ランキングで復旦大学は2007年の116位から85位に引き上げられ、国際的な影響力が上昇しました。
復旦大学は1950年代から外国留学生を募集し、中国でもっとも早く留学生を受け入れた大学のひとつです。現在留学生の在校人数は3700人で、世界の百近くの国と地域から来ています。これについて、留学事務室の呉慧貞主任は次のように話しています。
「外国からの研究生を全面的に募集し、多くの英語の授業を設けました。たとえば、中国経済、中国の政治と外交、中国社会、中国歴史文化、国際MBAなどです。今年募集した大学院生のうち、70%は英語です。外国人留学生を引きつけるため、学校は毎年、シンガポールや日本、韓国、カザフスタンなどで留学生募集説明会を行います」
現在、復旦大学はすでに世界の約30の国と地域の150余りの大学や研究機関と協力関係を結びました。また、アメリカのエール大学や日本の早稲田大学、シンガポール国立大学など世界著名な大学と戦略的なパートナーシップを結び、300人余りの国際的に著名な学者に名誉博士、教授、顧問の称号を授与しました。毎年、世界各地から専門家や学者が復旦大学を訪れ、講演を行います。
優秀な外国人留学生を引き付けるため、復旦大学は各種類の奨学金を設けました。毎年、国家が200人に奨学金を与えるほか、400人の留学生に100万元の奨学金を与えています。
長年来、復旦大学は留学生に良好な生活環境を作り、中国の生活に適応させようとして、さまざまな文芸やスポーツ活動、中国語コンクールなどを組織しています。また年に一回旅行団を組織し、留学生たちに中国の文化と社会を体験させています。(トウエンカ)
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