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暁波さんの求職

2009-04-14 11:44:32     cri    

 国際金融危機の下で、世界で失業者数が増え、就職はもっとも難しくなっています。中国でも例外ではありません。

 暁波さんは朝、目を覚ますとまず、パソコンを起動し、就職情報を検索します。これについて暁波さんは「去年9月ごろから仕事を探し始めました。今になってもぜんぜん見当たりません」と話しています。

 暁波さん中国人民大学の学生で、かなり焦っています。後2ヶ月ぐらいで大学を卒業することになります。今年、中国の大学卒業者数は610万人以上で、就職競争が一段と激しくなります。

 「焦っています。毎日、履歴書を多く出している。10枚から20枚もあります」

 いくらがんばっても、順調に進みませんでした。今年ほとんどの企業は求人数を削減しました。

 「金融危機によって大きな影響を受けたのは民営企業や合弁企業です。しかし、これらの企業は、大卒者の主な就職先だ」

 暁波さんは自分の前途に悩まされています。国家の呼びかけに応じて、末端部門へ就職するかと考えたこともあります。条件が苦しいけれど、就職のチャンスが多いのです。

 「末端部門にも一部の履歴を出しました。たとえば、重慶や湖北、湖南の農村と都市のコミュニティなどに」

 でも、ほとんど返事がありませんでした。

 思い切って、自分で創業したらどうでしょうかと聞かれた、暁波さんは頭を横に振りました。

 「私の性格は創業に向かないし、失敗を恐れたり、資金もないのです」 

 紀宝成さんは中国人民大学の学長です。今年、人民大学の卒業生は6000人もいます。暁波さんの悩みについて、紀学長はよく理解しています。

 「私は学長として、学生の就職を手伝う第1人者だ。彼らの就職問題はきわめて重要だと思う」

 紀学長はまた「学校は就職サービス指導センターを設け、就職指導や、職業企画などの授業を開設した」と話しました。

 紀学長はさらに、「国際金融危機の影響で、今年、大卒者の就職情勢は楽観視できない。このため、今年の全国人民代表大会では、大卒者の就職問題がとく注目された。温家宝首相は政府活動報告で、特にこの問題への対応策を提出し、大卒者の就職を重要な位置においた」と語りました。

 暁波さんは「仕事は必ずあると確信します。要求を下げば、仕事が見つかるでしょう」と話しました。(トウエンカでした)

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