新中国成立60年近く、特に1978年から改革開放が実施されてから、中国とアフリカ諸国の関係発展がスムーズに進められ、教育交流の面で大きな成果を挙げました。現在まで、中国はすでにアフリカの50余りの国と教育協力関係を結びました。そのうち、友好の使者として、中国とアフリカ諸国の留学生は重要な役割を果たしています。
ただいま聞いていただいたのは、北京外国語大学アジア、アフリカ学院の孫暁萌(ほう)教師がハウサ語を教えるところでした。12年前、孫暁萌さんはハウサ語を勉強し始め、中国政府とナイジェリア政府が調印した友好教育往来協定に基づいて、2003年から1年半にわたってナイジェリアに留学し、ハウサ語を勉強しました。孫さんは留学を通じて、ハウサ語のレベルを向上しただけでなく、「重要なのは、西部アフリカ、ないしアフリカ大陸の歴史および発展状況に対する理解を深めたことです」と話しています。
「留学を通じて、ハウサ語についての知識を一段と身につけただけでなく、私の視野を広め、ナイジェリア、ないしアフリカに対する認識を深めました。これは私にとって、特別な意義があります。理解を深めることは私たちが両国の文化を伝播する基礎です」
ここ数年、孫さんのようにアフリカへ留学する中国人がますます多くなってきました。彼らのアフリカの歴史や文化、言語に対する理解の強化は、これからの各分野における中国とアフリカとの交流と協力に強固な基盤を築きました。ナイジェリアのバッシ中国駐在大使はアフリカと中国の教育交流について次のように述べています。
「アフリカと中国の教育協力を大いに強化して行くべきだ。孔子学院のほか、政治などそのほかの各方面に拡大して行くべきだと思う」
改革開放によって、中国人がアフリカへ留学に行くことが出来るようになった一方、中国はアフリカ人留学生にドアを開きました。西部アフリカのガーナから来た留学生のフロリンテリンさんはその中の一人です。彼女は現在、北京語言文化大学で中国語を勉強しています。彼女は記者に「中国の悠久な歴史と文化に魅了された。このため、中国での留学を非常に大切にしている」と次のように述べています。
「授業の中で、私は中国語の勉強に努力しています。時間があれば中国のテレビ番組をよく見ますが映画や劇なども見てわかります。中国の伝統文化に対する理解を強化しました」
1978年、中国では改革開放を実施した後、特に新しい世紀に入ってから中国へ来るアフリカ留学生の人数は安定的に上昇してきました。統計によりますと、2000年から2007年まで、中国はアフリカの52の国からの2万人の留学生を受け入れました。現在、中国はすでにアフリカ留学生の主な留学先の一つであり、アジアでアフリカ留学生をもっとも多く受けた国の一つでもあります。
中国教育省国際協力交流局の劉宝利副局長は「過去5年間、中国を訪れるアフリカ留学生の人数は毎年約20%増えた。その理由として、もっとも重要なのは、中国で改革開放を実施されて30年間、経済と社会建設が世界に注目される成果を上げたからだ。そして、国際社会における中国の高級教育の地位とレベルが向上したことにある」と述べました。
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