これはドイツメディアのインタビューに答えたもので、史明徳大使は「中国は国内問題の解決に専念しており、隣国との摩擦を起こす暇はない。しかし、日本との争いは歴史に対する姿勢の問題だ。第二次世界大戦が終結して60年来、依然として日本は、中国やその他のアジア諸国に対し侵略戦争を発動したという事実を認めようとしない。先ごろ、日本の首相が靖国神社を参拝した。靖国神社は日本軍国主義の精神的支柱であり、14人のA級戦犯が合祀されている場所だ。靖国参拝は、ドイツの首相がユダヤ人犠牲者追悼記念碑の代わりに、ヒトラーの地下壕へ花輪を捧げるようなもので、ドイツでは想像もできないことだ」と批判しました。

　さらに、史明徳大使は「日本の指導者の挑発的な行動が、中国人の激しい憤慨をもたらしているが、これは少数のひねくれた日本の政治家によるものだと信じたい。中国は協力と対話による解決を望んでいる。しかし一方では、いかなる挑発に対しても、中国は自らの立場と態度を明確に示さなければならない。正義と、戦後の秩序を守る重大な原則的な問題において、中国は絶対に妥協しない」と述べました。（01／13　Lin、山下）国際・交流へ