これはイラン原子力庁のサーレヒー長官と国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長が11日、イランの首都テヘランで合意したもので、イラン西部アラクにある重水炉やウランが産出するイラン南部バンダレ・アッバース付近のガチン鉱山でのIAEAスタッフの査察を認めるものです。ただし、注目のテヘラン郊外パルチンの軍事施設については、合意に至りませんでした。
天野事務局長は、「双方は枠組みに従って協力し、今後3カ月の間に合意の内容を実行に移してゆく。しかし、枠組みにはIAEAが前の報告で言及した一部の問題が盛り込まれていない。イランと今後協議する中で解決していきたい」と述べました。
サーレヒー長官は、「合意の達成は、IAEAに協力し、核関連施設に関する疑問を払拭したいというイランの希望を表しており、イラン核問題の進展を阻止するための"言いがかり"に対して答えるものだ」と述べました。(ZHL、大野)国際・交流へ
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