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新型ウイルス、衛生省「厳密な予防」を

2012-10-08 16:36:06     cri    

























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 新型のコロナウイルスと疑われる症例が7日に香港で見つかり、社会の注目を集めています。中国衛生省と中国疾病予防コントロールセンターの情報によりますと、衛生省はすでに関係部門に各医療機関での検査の強化、新型ウイルス発症の厳密な予防、突発的に発生する可能性があるリスクに備えるよう要求しました。これまでに中国本土での症例報告はありません。今日の中国リポートは、香港で見つかった新型ウイルスの疑似症例についてお伝えします。

 香港特別行政区衛生署は7日に新型ウイルスによる呼吸器系統発病と疑われる症例の報告を受けました。患者はサウジアラビアの4才の男の子です。現在患者の病状は安定しているということです。

 中国疾病予防コントロールセンターウイルス研究所の王世文所長は取材に対し「中国本土は香港の最新情報に注目し積極的に予防措置をとっている。これまでにこれに似た症例の報告はない」と述べました。また王所長は、「我々は、香港で発見された疑似症例に注意し、実験室の検査結果を待っている。連休期間に疑似症例の報告はなかった」と語りました。

 先日WTOはイギリスとサウジアラビアで検出された新型ウイルス感染症例を報告しており、この2件の症例は呼吸器系統に症状が見られ、腎不全も伴っていることが分りました。そのうちイギリスの患者はサウジアラビアへの渡航履歴があります。この2症例は全世界の注目を集めていますが、WTOはこの新型ウイルスは数年前に流行したSARSウイルスとは異なるものとして渡航制限は勧告していません。

 感染予防のため、中国衛生省は流行病学、応急手当、検査などの専門家を集め、病状に対する判断とリスク評価を行いました。専門家は「新型ウイルスが公共の衛生安全を脅かすリスクの大きさについては正確に判断できないが、中国本土に上陸する可能性はある」としました。

 最新情報によりますと、衛生省は各医療機構に対し新型ウイルスの疑似症例の検査を強化するよう要求しました。医療機構は疑似症例、特に原因不明の肺炎などの症状がサウジアラビアやカタールに渡航履歴のある人に見られた場合、直ちに報告し検査を行うべきだとしています。

 中国国家質量監督検験検疫総局は公告を出し、各出入国検疫機構は出入国関連スタッフに措置を取ることを命じ、新型ウイルスの上陸防止に努めるよう要求しました。出入国検疫機関のスタッフのトレーニングも行われ、大型連休期間には各地の検疫機関では発熱や咳、呼吸困難などの呼吸器系統の症状についてのモニタリングが強化されました。2002年に発生したSARS(重症急性呼吸器症候群)は世界30カ国に広がり、数百人が死亡しました。この新型ウイルスの危険性についてはまだ明らかではありませんが、新たな「SARS」になる可能性について王所長は、「正確な判断はできないが、疾病予防コントロール部門は疫病の状況に注目している」とし、「重点を置いているのはモニタリングの強化だ。症例を素早く発見できる。そして検査方法を合理化することだ。疑似症例が発見されたらすぐ診断できるようにする」と述べました。(白昊、吉野)

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