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大型連休、高速無料化で大渋滞

2012-10-01 16:00:29     cri    

























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 9月30日から始まった中国の国慶節と中秋節が連続する8日間の大型連休中は、7人以下の小型乗用車の高速道路利用料金が無料になります。交通管理部門は事前に対策を施しましたが、利用者が多い北京、上海、広州などの地域の一部の高速道路では大渋滞が起こっています。これについて如何に問題を解決するか、市民から注目が集まっています。

 中国交通管理部門によりますと、8日間にわたる大型連休期間中に7.4億人が外出すると予想されています。中国交通省の何建中報道官は、交通部門は多くの措置を採り全力で交通の安全とスムーズな運行を保つと述べました。

 「道路管理に関する人員を増やしたり、公安や交通警察の協力も得るなどして、料金所の交通管理と順調な流れを確保する。同時に、道路に関するネット上での監視やサービスなども着実に行い、様々なツールを用いてタイムリーに道路状況を発表する」と述べました。

 このほかにも、北京、上海、広州など自動車保有数が比較的多い都市では、緊急対応措置案も準備されています。北京市交通運行監測管理センターの張可副主任は次のように述べています。  

 「バスや地下鉄を含む部門は、昨日から24時間体制の監測に入り、連休に備えている。いち早く交通運行状況を発表したり、2時間おきに全高速道路の状況を公表する。また、交通委員会のミニブログ『交通北京』やオフィシャルサイトから確認することもできる」と述べました。

 渋滞に対し市民の反応も様々です。北京在住の鄭さんは車以外の交通手段を選んだといいます。

  「無料化しないのであれば、車で移動するつもりだった。でも、無料化によって渋滞がひどくなると思うので、車で出かけるのを控え、鉄道や飛行機を選択することにした」と話しました。

 鄭さんのように車で出かけるのを控えた人もいますが、自動車を持つ多くの人は、それでも車での移動を選んでいます。しかし、予想外の大渋滞に対し市民はどうすることもできません。李さんもその中の1人です。

 「私は朝5時半に出発したのに、10時半を過ぎて北京からやっと出られた。平均速度は時速20キロ以下。目的地は江蘇省で、順調に行けば10時間から12時間で到着するはずだが、今はいつ着くのか予想もつかない」と話しています。

 この高速無料化の初日に起きた渋滞は政府部門も予想外だとしています。メディアによりますと、30日未明から北京の京承、京開、京港澳高速道路では、北京を離れる車ですでに数十キロを越える渋滞が起きたということです。その内、北京と香港、マカオを結ぶ高速道路の料金所では、30日の0時から6時までに1万7000台の車が通過し、去年の同じ時期に比べ4倍になっています。

統計によりますと、全世界の自動車保有台数は10億台で、中国の保有数はこの内の10%を占め、アメリカについで世界第2の自動車保有国になっています。百世帯に16台の自動車という国際標準から見れば、中国の多くの都市はすでに「自動車社会」に入ったといえるでしょう。

 これに対し専門家は、「自動車社会」を迎える中、政府の関係部門は交通能力を高めると同時に、高速鉄道、高速道路、航空、水運、鉄道などを含む現代化総合交通システムの建設を加速させ、市民のニーズに応えられるよう呼びかけています。その他、高速道路無料化の恩恵を受ける市民も、利用時間や路線を合理的に計画し、有意義な連休を過ごせるようにすることも必要だと述べています。

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