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第5回「黄河国際フォーラム」開催

2012-10-04 15:50:37     cri    

























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 「流域の持続可能な発展および河川水利権の保障」をテーマとする第5回「黄河国際フォーラム」がこのほど、河南省鄭州市で開催され、61の国や地域から1000人余りが参加しました。参加者は河川水利権と流域の持続可能な発展の更なる推進について検討しました。今日の中国リポートは、第5回黄河国際フォーラムについてお伝えします。

 黄河は中国の最も重要な河の一つですが、経済発展に伴い、黄河流域の水資源利用問題は日ましに厳しくなっています。統一的な管理の欠如と過度な利用のため、この著名な大河は何度も涸れ、断流したことがあります。こうした状況を改善するため、中国政府は黄河の水資源について、統一管理と調整を強化しました。中国の陳雷水利相はフォーラムで、

 「黄河は全国の河川流量の2%しか占めていないが、全国の人口の12%を養い、15%の耕地を灌漑しており、中国経済、社会の発展に大変重要で戦略的な役割を果たしている。我々が一連の措置を講じたことにより、黄河は13年連続で断流しておらず、黄河流域の経済、社会の持続可能な発展を保障した」と述べました。

 中国では、水資源は関連部門と各レベルの政府が管理していますが、水資源の私有化を進めている国もあります。黄河と同じように重要なオーストラリアのマレー・ダーリング川は長さ3370kmで、流域面積はオーストラリアの内陸面積の1/7を占めており、その流域はオーストラリアの最も重要な農業地帯でもあります。オーストラリア世界河川基金会のジョーンズ議長は、水不足を解決するため、水利権を現地の使用者に分配したと語りました。

 「水利権所有者は、自分の持つ水利権を売ることができる。そうすれば、水資源をさらに効率的に使用することができる。例えば、農場主は自分の需要に応じて、水利権を牧場主に売ってもよいし、マレー・ダーリング川流域の関連部門が買って水資源を自然に戻してもよい」と述べました。

 アメリカでは、水利権は個人所有のもので、スーパーの商品のように売買できますが、現在、河川自体の用水権を保障する法律はありません。アメリカ自然遺産研究所のトーマス議長は、次のように述べています。

 「河川自体にある程度の水量が必要だが、河川に水がどのくらいあるべきかという法律はない。河川自体の水量を保障するには、関連機関が河川の科学研究を行い、流域の生態系を維持するために必要な水量を算定し、法律で使用者の用水量を制限することだ」

 世界最大の発展途上国である中国は、ここ数年、河川管理と環境保護の要求をさらに高くしています。黄河水利委員会の薛松貴副主任は、「黄河の生命と健康を維持する治水理念を提起したことは、河川自体の用水権に注目し、人と水の調和、社会の健康と発展に重要な役割を果たしている」としたうえで、

 「経済、社会の発展のための用水を考慮するとき、河川自体の用水権も考えなくてはならない。急速に発展している中国では、黄河沿線の各省、自治区の黄河への需要が日増しに大きくなっている。そうした状況のもと、黄河自体の水の生態も考慮し、砂の排出と洪水管理も行うと共に、両方のバランスを取り、河を健康な状態に保ち、持続可能な利用を果たしていく」としました。

 中国リポート、今日は、第5回黄河国際フォーラムについてお伝えしました。(白昊、大野)

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