IAEA・国際原子力機関の天野之弥事務局長は17日、ウィーンで、「依然として進展はないが、IAEAはこれからも核問題についてイランと対話を続けていく」と述べました。
天野事務局長はこの日開幕したIAEA第56回会議で、「イラン核問題に関して未解決の問題を明確にするという点では、イランとIAEAの協力は十分でない。それゆえ、IAEAは未だに、イラン核計画の非平和的な性質を排除できない」と述べた上で、双方が問題の解決に直ちに着手できるように、IAEAと積極的に協力するようイランに呼びかけました。
会議に参加したイラン原子力庁のダバニ長官は、イラン核問題の解決に関する一部の西側諸国の目的に疑いを示した上で、「テロリストと破壊勢力がIAEAに浸透し、裏から支配している」と指摘し、「イランの核施設が襲撃を受けた場合、IAEAは事件の責任を負うべきだ」と示唆しました。(玉華、大野)国際・交流へ
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