イラン核問題について、イスラエルのネタニヤフ首相は16日、「レッドライン」を明確に設定するよう米国を促しましたが、これに対して米国は、外交と経済のルートを通じてイランに核関連活動を停止させる時間の余裕はまだあると表明しました。

　ネタニヤフ首相はこの日CNNとNBCの取材を受けた際、「イランのウラン濃縮に関連する研究開発は急速に進展している。約6ヶ月以内で90%を完成できると見ている」と指摘しました。

　また、「レッドライン」の設定について、ネタニヤフ首相は「武装衝突の発生を減少することができる」と強調しました。

　同じ日、米国のライス国連常駐代表はイランの核兵器開発を阻止する点では異議がないことを示した上で、「外交と経済のルートを通じてイランのウラン濃縮活動を停止させる時間の余裕はまだある」と強調しました。（Katsu、中原） 国際・交流へ