ポールソン前財務長官はこの日、米ワシントンで開かれた大西洋理事会で、「中国と米国及びヨーロッパは、世界経済の成長を牽引する三つのエンジンとなっている。米国は、中国企業の投資ルートを拡大するべきだ」と述べました。

　中国の経済成長速度が減速している点について、ポールソン前財務長官は「中国経済は依然として急速な成長を保っている」との見方を示しました。そのうえで、「中国経済は短期的には減速リスクを回避できるが、経済成長を牽引する発展モデルの転換を実現できるかどうかは、直面している中長期の課題となっている」との考えを明らかにしました。（万、山下）国際・交流へ