国連とアラブ連盟の共同特使を務めるアナン氏は2日、暴力行為のエスカレートに伴い、シリアが全面的な内戦に陥る恐れがあると警告しました。

　アナン特使は、この日カタールの首都ドーハで行われたシリア問題アラブ連盟閣僚級会議で、自らが提出した6つの和平計画が着実に実行されず、暴力制止の目標が実現できていないとし、「シリア情勢は複雑さを増し、衝突がエスカレートしている。現在はシリア情勢を検討しなおす時期だ」との判断を語りました。（イツゴウ、小野）　国際・交流へ