シリア問題を担当するアナン国連・アラブ連盟合同特使は28日にダマスカスに到着し、3日間にわたる訪問を開始しました。
アナン特使はアサド大統領ら政府高官や反体制派の代表と会談を行い、和平案の履行状況やホウラで発生した虐殺事件などについて意見を交換します。
アナン特使は到着後、シリア西部のホウラ市で100人以上が虐殺された事件を強く非難しました。
またこの日、ロシアのラブロフ外相は「ロシアとイギリス両国はアナン特使の和平案を支持するが、ロシアは和平案の履行状況に不満を感じている。紛争の双方は直ちに暴力を停止すべきだ」との立場を示しました。
フランスのオランド大統領とイギリスのキャメロン首相もシリア情勢について電話会談し、ロシアとの協力や国際社会を通じてシリア政府に圧力をかけることに言及すると共に、アナン特使に全面的に協力するようアサド政権に要求しました。(ジョウ、中原)国際・交流へ
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