国連のデル・ブエイ報道官は1日、シリア政府が5月31日、国連シリア監視団の立会いのもと、223人の逮捕者を釈放したと明らかにしました。

　デル・ブエイ報道官は、「国連の潘基文（パン・ギムン）事務総長とアナン特使が重ねて強調したように、無実の逮捕者は全員釈放すべきであり、より多くの逮捕者を釈放するよう要請する」と語りました。

　レバノン訪問中のアナン特使はこの日ベイルートで、「シリアのアサド大統領は勇気を持って、シリア危機を解決するための6項目の和平案を実施すべきだ。さもないと、シリア情勢は悪化し続けるだろう」と強調しました。

　アナン特使は6項目和平案の早急な実施を望んでおり、「世界の数多くの国がシリア危機の平和解決を願っており、国連はシリア危機の解決に全力を尽くす」と表明しました。（白昊、大野）

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