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世界仏教フォーラム、仏教精神を昂揚

2012-04-27 15:05:41     cri    

























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 「調和のとれた世界 同じ願い同じ営み」というテーマの第3回世界仏教フォーラムが26日香港で開催されました。これには中国、韓国、日本、アメリカ、カナダと台湾、香港、マカオからの高僧、仏教学者や政府高官および社会各界の有識者1000人余りが参加しました。今回のフォーラムは中国で開催された国際的な宗教会議であり、仏教がもつ包容力と平和を念頭に置くという精神を表しています。そこで今日の中国リポート、中国仏教協会副会長学誠法師が書いた文章をご紹介します。この文章は次のようにかいています。

 2006年4月と2009年3月、初回と二回目の世界仏教フォーラムは浙江省の杭州と舟山、それに江蘇省の無錫と台湾の台北でそれぞれ開催されました。初回のフォーラムには37の国と地域から1000人余りの代表が参加し、二回目のフォーラムには54国と地域の1200人余りの代表が参加しました。この二回のフォーラムは世界の調和と全人類の福祉に着目し、仏教を広めることや信徒の社会における責任発揮などに大きな活力を与えるまでに至っています。

 そして三回目のフォーラムは「調和の取れた世界」という共通のキーワードを伝承しました。この世の調和の取れていない現象を変えるのであれば、その根源や外部環境などから着手しなければなりません。調和が取れていない現象が起きた根源は貪欲、怨恨と愚痴です。貪欲さが競争を招き、怨恨は闘争を、そして愚痴は紛争をそれぞれ招きます。仏教界と社会各界が営んでいる信仰、文化、それと教育と慈善などの事業は心を浄化させ、世界を調和させていく様々な縁の一つです。第三回仏教フォーラムは、恩に感謝し、奉献し、縁を大切にして、包容力を持ち、尊重し合い、分かち合うことを主張します。一人一人の具体的な行動は世界が調和していくための行いの一部分となっています。

 仏教はインドで生まれ、中国で広められました。2000年以来、仏教は中国社会の様々な分野に染み込み、儒教や道教と融合しあい、促しあって中国の伝統文化の重要な一部分となっており、中華文化の「和」という精神を伝承してきました。「和」という思想は対立するのではなく、互いに補完することにあります。これは競争し排他する考え方ではなく、ウィンウィンである包容的な考えです。相手がもつ相違を互いに尊重し、長所を取り入れ短所を補うこと、これこそが中華文化の基本的精神であり、現在の諸問題を解決するために可能な方向性を示しているのです。

 時代は絶えず流れ発展しており、それに伴い平和への望みも高くなってきました。仏教は中国に伝わって以来、儒教や道教およびその他の文化と仲良く交わり、また日本、韓国とベトナムおよび周辺国に伝わっていきました。中国の仏教は、世界の異なる文明や文化と仲良く付き合っていくことが出来ます。

 香港の祖国復帰15周年を迎えるときに第3回世界仏教フォーラムが開催されたことは、香港のもつ開放的な、包容力のある多元化した特徴を物語っています。このフォーラムの開催により、香港の仏教が紹介され、大陸と香港との相互理解と友情が深まり、『一国二制度』という好ましい局面を目の当たりにしました。また仏教フォーラムの開催は、世界の平和を愛する人々に経験交流の場を提供し、中国の仏教と世界の各国各地区の仏教信者との友好交流を増進させ、異なる宗派の間の友情を深めるでしょう。今回仏教フォーラムの開催は、中国の仏教信者および世界各国の仏教信者の平和への願いやこれまでの努力を表しているのです。

 フォーラムに参加した人々は、「調和のとれた世界、願いと行いを一つに」という精神に則って、社会各界の人々との交流を通じて、仏教自身の健全化を促し、多くの社会問題に応え、社会と人類における仏教の役割を発揮していくことを表明しており、これはアジアないし世界の平和事業の発展にもプラスとなることでしょう。

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