イランのアフマディネジャド大統領は17日の建軍記念日に行われた閲兵式で「イラン軍隊はイランの利益を脅かすいかなる侵略行為に対応できる」と語りました。
イランの首都・テヘランの南郊外で17日の午前、閲兵式が行われました。アフマディネジャド大統領はその席上「ペルシャ湾地域の治安は周辺諸国の共同の努力の下でこそ実現できる。他国がペルシャ湾に軍隊を派遣することは衝突と不穏な局面を招くだろう」と述べました。
閲兵式ではイランの海軍、陸軍、空軍がアハマディネジャド大統領と軍隊高官の観閲を受けました。このほかイラン国産の軍用飛行機、戦車、レーダー、ミサイルなどが展示されました。
しかし、アフマディネジャド大統領は演説の中で、例年のようにアメリカとイスラエルを強く非難することはしませんでした。これについて世論は「イランとアメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国、ドイツの6カ国が14日に行った核協議で収めた成果と関係がある」と見ています。
イランと6カ国がイランの核問題をめぐって開いた協議は14日の夜、トルコのイスタンブールで終わりました。各国は協議の成果を評価し、5月23日にイラクの首都・バグダッドで再び交渉することを決めました。(Yin、吉野)国際・交流へ
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