イランとアメリカや中国など六カ国との新たな核問題交渉が14日、トルコのイスタンブールで終わりましたが、その結果に対して、ロシアは満足の意を表明した一方で、イスラエルは「交渉の結果は、イランの核計画を阻止することは出来ない」と批判しました。
ロシアのアレクセーヴィッチ外務次官は、「今回交渉が建設的かつ実務的な雰囲気の中で進められ、いくつかの合意に達した」と評価した上で、「最も重要なのは、段取りを追い、対等の原則を踏まえて、イラン核問題の解決を推し進めていくことだ」と強調しました。また、「関係各側は5月23日の交渉継続で合意に達した。これは、対話を通じて、関係各側が受け入れられる解決案を見出そうとする主張を表している」と見ています。
一方、イスラエルのネタ二ヤフ首相は、「今回の交渉は実質的な成果を収めておらず、イランの核計画を阻止することはできない。関係各側は5月23日での交渉継続を合意したものの、イランはこれによって、5週間という時間を稼ぎ、いかなる制限も受けずにウラン濃縮活動を続けることができる」と述べました。
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