イランのサレヒ外相は16日、「イランが必要とする高純度のウラン燃料を外部が提供できるのであれば、イランは高純度ウランの生産の決定を改めて見直す」と述べました。
また、サレヒ外相はこの日、次回のイラン核問題交渉までに対イラン制裁を停止するよう西側諸国に呼びかけ、「西側諸国がイラン核問題の解決という面で信頼を示したいと望むのであれば、対イラン制裁の停止から始めるべきだ。これは双方が一致に達するプロセスを加速できる」と述べました。
アメリカ国務省のマーク・トナー報道官はこの日、「先日終了したイラン核問題交渉は良好な始まりだが、アメリカがこれを理由にイランへの厳しい制裁を緩和することはない。次の段階として、イランが確実な行動を取ることで国際社会の憂慮を軽減するよう希望する」と述べました。
イランとアメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国、ドイツの6カ国とのイラン核問題をめぐる交渉は14日夜、イスタンブールで終了しました。今回の交渉について双方はいずれも、「積極的で、建設的な話し合いが行われた」と表明し、5月23日にバグダッドで再び交渉を行うことで合意しました。(玉華、中原)
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