中国外務省の洪磊報道官は2日北京で、公正で、客観的かつ平等に活動を展開していくよう国連人権理事会に呼びかけると同時に、「中国は『国別人権報告』に反対し、中国に対する一部の国の批判も受け入れられない」と強調しました。
1日、国連人権理事会はシリアの人権問題に関する決議を採択しましたが、中国、ロシアとキューバはこれに反対票を投じました。そこで米国の代表は「この決議が採択されたことにより、アサド政権、およびロシア、中国とキューバは国際社会から孤立する状態にある。ロシア、中国とキューバは歴史の潮流に背いている」と述べました。
これを受けて洪報道官は「これら国による批判は道理に合わないもので、中国は受け入れられない。シリアの人権状況に関心を持つのであれば、直ちに暴力を止め、包容性のある政治的協議など平和な手段を通じてシリア危機を解決するよう呼びかけるべきだ。現在、一方的にシリアに圧力をかけることは、問題解決にはつながらないし、シリアの人権を守る上で何の役にも立たない」と指摘しました。(ミン・イヒョウ)
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