会員登録

チベットの遊牧民のいまの暮らし

2012-01-16 15:05:15     cri    

























autostart="true"

















src="mms://media.chinabroadcast.cn/japanese/20120116ri.wma">BR>



type="video/x-ms-wmv"












width="300"


height="44">

 チベットの遊牧民の生活環境は、ここ数年、国の農村建設政策の実施によって改善されてきました。今年はさらに170億元が投入される予定で、遊牧民居住区の水道、電気、交通、通信などのインフラ設備が一層整備されることが期待されています。

 このほどチベット自治区では、人民代表大会と政治協商会議が開かれました。会議に出席したズワンさんは、ナクチュ地区のシェンザ県からやってきました。ズワンさんは元気で明るく、頭の上には赤い紐で飾られたお下げが結い上げられ、高原に住む人々特有の赤い頬をしています。まさに遊牧民というイメージにぴたりの風貌です。

 ズワンさんは村長を務めること20年、ずっと村の変化を目の当たりにしてきました。以前は、テントに住み、オイルランプを使い、馬に乗って移動していました。家畜の数は富の象徴とされ、家畜を食用にしたり、売ったりすることをしなかったため、苦しい生活が続いていたと言います。

 「家に価値のあるものは何一つなかった。テント暮らしのため、風が吹くと埃だらけになる。子ども達もちゃんと教育を受けられなかった」

 しかし、ここ数年の農村建設政策の実施により、村の様子はすっかり変わりました。チベット風の家々が草原の奥に立ち並び、オートバイや自動車、冷蔵庫、テレビ、洗濯機などの近代的な交通手段や家電も生活の中に入り込んできました。政府の農村建設政策について、ズワンさんは 「遊牧民が家を建てる場合、国から最低2万元の補助が出るので、自己負担費用はわずか数千元で済む。いまでは、9割以上の遊牧民が家に住んで定住生活を選んでいる。夏はヨーグルトを売り、冬は牛肉を売る。また牛の皮を売ったりして、落ち着いた暮らしをしている」と話しました。

 農村建設政策は5年前の2006年から実施され始めました。2010年末までで、住宅建設に170億元が投入され、140万世帯の住環境が改善されました。そのほか、水道、電気、交通、通信、ガス、放送、郵政、環境など8つの分野のインフラの整備が進められてきました。これについて、チベット自治区政府のバイマチリンさんは「この8つの分野に対する整備を進めてきた結果、20万人の遊牧民及び2万3000人の教師と学生の飲用水の供給が確保され、8万9000人が電気を使えるようになった。また、86%以上の行政村に道路が敷設された。モバイルネットワークのカバー率は65%に達し、3万5000個のメタンガスが作られ、放送カバー人口は90%以上に達している」と話しています。

 なお今後3年の間に、まだ住宅が整備されていない残り30%の遊牧民の住宅建設が予定されているということです。(閣、吉野)

関連ニュース
写真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱点
快楽学唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS