中国のWTO・世界貿易機関加盟10周年ハイレベルフォーラムが11日北京で行われました。中国の胡錦涛主席はこのフォーラムで、「実践が示すように、中国はWTOに加盟して以来、対外開放を拡大し、13億人の中国国民と世界の人々に恩恵をもたらした」と述べました。
胡主席は、「この10年来、中国の各分野での対外援助金総額は1700億人民元を超えており、債務などが厳しい50の貧困国と後発発展途上国における期限切れの債務およそ300億人民元を免除し、173の発展途上国と13の地域で6万人を超える各分野の人材養成を行い、支援を受ける国の自主発展能力を強化した」と述べました。
このフォーラムに出席した各代表も発言し、中国が加盟して以来の成果を積極的に評価しました。
国連貿易発展会議のスパチャイ事務局長はフォーラムで、「中国のWTO加盟は全世界とその他の地域および多角的貿易体制に重大な変化をもたらした。発展途上国は今後の発展において合理的な政策と技術建設が必要になる。これらの問題について、中国のさまざまな経験から学ぶことができる」と述べました。
国際通貨基金の篠原尚之副専務理事は、「全世界の多くの人は、中国の経済グローバル化の恩恵を受けている。今後も多くの外国企業が生産拠点を中国に移し、恩恵を受けるだろう」と述べました。
世界銀行のカヌート副総裁は、「中国は今後も力強い成長を遂げる潜在力があり、2030年の一人当たりの平均収入が今の4倍の1.6万ドルになり、世界最大の経済体になるだろう」と予測しました。(劉叡、小野)
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