13日ハワイで開かれたAPEC・アジア太平洋経済協力会議の第19回非公式首脳会議の席上、中国の胡錦涛国家主席が講演を行い、APEC加盟メンバーが貿易と投資の自由化やその利便化を全面的に推進し、アジア太平洋地域のグリーン成長における協力を推進し、経済構造の改革と規制協力を強化することを呼びかけました。
胡主席は、「『次世代』の貿易・投資問題の議論と協力は、国際的な貿易と投資協力のプロセスをリードしていく上ではプラスになる。各加盟メンバーは、地域内のインフラ整備とインターネット化の推進を図り、貨物とサービス流通での障壁を解消し、流通コストを下げるべきだ。同時に、確実な措置を講じて中小企業の融資難と問題を解決し、中小企業によるグローバル産業チェーンへの参与を励ましていく。また、政府の役割を発揮し、イノベーションを激励していく。APECは引き続き、『ボゴール目標』に基づきこの地域の貿易と投資の自由化と利便化を推進し、地域の一体化を深め、経済技術の協力を強化し、各加盟メンバーの共同の発展を実現させるべきだ」と述べました。
胡主席は、さらに「グリーン成長での協力を強化する過程で、APECの加盟メンバーは『ボゴール目標』に基づき、先進国と発展途上国のそれぞれの国情と差別された待遇を考慮し、環境製品の関税と非関税障壁を減らし、環境製品とサービス技術を普及させ、この面での協力を強化し、発展途上国の環境産業の発展を支援し、貿易、環境、発展での共栄を実現し、新しいグリーン障壁を設けないようにしていくべきだ。このほか、アジア太平洋地域における森林の持続可能な回復と管理を強化して、気候変動に対応し、エネルギーなどの大口商品価格を共同で安定させ、エネルギー構造を改善し、新エネルギーと再生可能なエネルギー、省エネと廃棄物削減などの分野での国際協力を強化していかなくてはならない」と強調しました。(任春生)
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