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 中国は開放を一層拡大の見通し

2011-12-11 13:48:24     cri    
 中国がWTO・世界貿易機関に加盟して10周年を迎えるハイレベルフォーラムが11日北京で開催されました。胡錦涛国家主席は、フォーラムで講演を行い、今後も改革開放を一層拡大していく方針を示しました。

 胡主席は次のように述べています。

 WTO・世界貿易機関の一員になることは、中国が改革開放を進める上での重要な出来事であり、改革開放が新しい段階に入ったシンボルとも言えます。WTOに加盟してから、中国は権利の使用と履行義務を共に行い、また自国と世界の発展とを結びつけて、より広範囲かつ高水準に世界経済と協力し競争してきました。このため、中国と世界との関係は大きく変化しました。今日の世界は開かれた世界であるため、中国も改革開放を堅持し、絶えず進歩し、様々な課題に取り組んで行かなければなりません。

 今、世界経済は厳しい試練に直面しています。中国は30年間の急成長を経て、経済の基盤と環境は大きく変化したものの、依然として世界最大の発展途上国となっています。しかも、経済成長を妨げる種々の課題を抱えているのが現状です。このような状況の中で、中国は海外経済技術協力を拡大し、バランスの取れた対外貿易を推し進め、改革開放の枠を広げ、「外資誘致」と「海外進出」を並行して行い、公正な市場環境を整備し、共同繁栄を図らなければなりません。

 また、未来に向けて、中国は平和的発展を推し進め、ウィンウィンの関係を築き、多角貿易体制を守り、グローバル化における経済調整に積極的に参加していく考えであり、世界の進歩とともにさらに貢献して行きたいと、胡主席は述べました。

 このフォーラムには、WTO・世界貿易機関のラミー事務局長や、国連貿易開発会議のスパチャイ事務局長のほか、世界銀行、国際通貨基金の代表らが参加しています。(閣、小野)

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