イギリスのヘイグ外相は30日、「イギリスは、イラン駐在の外交官全員をイラン国外へ退去させた。また、ロンドン駐在イラン大使館を即時閉鎖することを決めた。しかし、この決定は両国の外交関係を中断することではない」と述べました。

　これは、ヘイグ外相がこの日の下院で述べたものです。ヘイグ外相はまた、「イランの外交官に48時間以内にイギリスを離れ、大使館を即時閉鎖するよう求めた」と述べたものの、「この決定は、両国の外交関係を中断することではなく、イランとの関係を最低レベルまで引き下げたということだ」と強調しました。

　また、アメリカ、EU・欧州連合、ドイツ、ポーランド、ロシア、中国など、イギリス大使館襲撃事件を非難した国々と機関に感謝の意を示しました。

　なお、29日夜、イギリス政府は、襲撃された大使館のイギリス人全員の安全が確認できたとしています。（朱丹陽　小野）国際・交流へ