アメリカやイギリスなどの国の指導者は21日、それぞれイランに対する制裁を発表しました。これに対し、イランは、西側諸国のイラン制裁は「共倒れ」戦略だと示しました。
アメリカのオバマ大統領は、この日大統領令を出し、イランの重要な石油化学製品に対する制裁を実施すると同時に、その天然ガス業界に対する制裁を拡大することを命じました。また、米政府は「イランの銀行業と取引を行っている政府と金融機関がいずれも脅威に直面するだろう」と警告しました。
米政府がこうした警告を発したのは初めてです。さらに、アメリカはこの日、イランをマネー・ロンダリングの重要監視国の一つに指定しました。
イギリスのジョージ・オズボーン財務相は、「現地時間21日午後3時から、イギリスの金融機関はイランの中央銀行を含むすべての金融機関との取引、及びビジネス交流を中止しなければならない」と発表しました。
フランスのサルコジ大統領は21日、イランの核問題について、数カ国の西側指導者に書簡を送り、イランに交渉を受け入れる必要性を認識させるために、イランの中央銀行の資産を凍結し、イランから石油の輸入を中止するなど制裁措置を提案しました。
この日、イランのメフディ・ガザンファリー工業・鉱業・商業相はテヘランでの記者会見で、「西側諸国のイラン制裁は『共倒れ』戦略だ。制裁は、イランに圧力を感じさせるものの、西側の利益をも損なうことになる。イランは西側の制裁には屈服しない」と述べました。(董燕華、kokusei) 国際・交流へ
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