会員登録

 経済学者、世界経済の二番底リスクを示唆

2011-08-25 16:07:24     cri    

 2010年のノーベル経済学賞の受賞者ピーター・ダイヤモンド氏は24日にインタビューを受け、「ヨーロッパ諸国で生じた債務危機と、高失業率に関心を寄せていない国が多いことは、世界経済に再び危機をもたらす2つの原因となっている」と語り、世界経済が『二番底』に陥る可能性があることを示しました。

 第4回ノーベル賞受賞者大会に出席したダイヤモンド氏は、「アメリカとヨーロッパ諸国は財政緊縮について検討しているが、もし急激な財政緊縮政策を実施すれば、その影響は輸出などの方式によって世界各所に広まっていくだろう」と指摘しました。

 ヨーロッパの債務危機とアメリカの雇用問題について、ダイヤモンド氏は「ユーロ圏の状況は深刻だ。指導者たちは慎重な姿勢で、長期政策と短期政策のバランスをうまくとらなければならない。アメリカの労働市場は需要不足の状況に陥っており、政府が実施した刺激案には限界がある」と述べました。(万、吉野)

 国際・交流へ

関連ニュース
写真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱点
快楽学唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS