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 米債務危機、国内外の懸念が高まる

2011-08-02 16:22:54     cri    

 アメリカ下院では1日、政府の債務上限の引き上げに関する法案が通過しました。これにより、デフォルト(債務不履行)の回避をめぐる民主・共和両党の協議の行き詰まりは乗り越えました。しかし、多くのアメリカ国民は「今回の債務危機はアメリカのイメージを損ない、アメリカ政治への世界の信頼は揺らいだ」と認識しています。

 一部のアメリカの専門家は「債務上限の引き上げは、一時的に、デフォルトの回避を実現できるが、国内の債務危機を根本的に解決することはできない。今後長い間、アメリカの財政問題は楽観できない状況が続き、もし政府が効果的な政策を打ち出さなければ、アメリカの長期ソブリン格付けは引き続き引き下げられる可能性が高い」との考えを示しています。

 アメリカの新聞「ウォール・ストリート・ジャーナル」は、「将来も、このことは繰り返し発生する可能性がある」と指摘しました。

 イギリスの新聞「ガーディアン」は「アメリカは債務危機を乗り越え、動揺する金融市場を抑える処方を見つけてはいない」としています。(万、大野)

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