温首相は4月27日から30日にかけて、マレーシアとインドネシアに対する公式訪問を行いましたが、それは中国の首相による6年ぶりのマレーシア訪問と10年ぶりのインドネシア訪問です。温首相は訪問期間中、20回に上る会談やイベントに参加し、重要な演説も行いました。
また、楊外相は「今回の訪問は、中国政府が打ち出した『第12期五ヵ年計画』の1年目に行われた重要な外交活動だった。訪問では、『与隣為善、以隣為伴』(隣と仲良くし、隣をパートナーとする)の外交方針、及び平和的な発展、協力の発展、共に発展するという政策理念が改めて強調され、政治面や戦略面における両国との相互信頼を深め、現実に基づいた協力と文化交流を促進することで、中国の平和的な発展のため、『調和、安定、協力』という周辺外交環境の構築にプラスになるものだ」と述べました。
中国と両国の経済面における相互補完性は強く、マレーシアは三年連続、ASEAN・東南アジア諸国連盟での中国最大の貿易パートナーとなり、中国とインドネシアの経済貿易面での協力が急速に発展し、相互投資が盛んに行われています。訪問期間中、温首相は、中国・ASEAN自由貿易エリアの優遇政策の活用による協力の促進が、国の関係発展に対する重要性を何度も強調し、将来の協力関係の構築についても提案しました。
期間中、30部近くの重要な文書に調印がなされ、凡そ130億ドルの契約が結ばれましたが、経済面の絆が一層深まりました。
楊外相は「今回の訪問は、中国とマレーシア、インドネシアとの関係を強化し、地域での協力を推進し、この地域の平和と安定、そして調和の取れた発展に、大きな影響を与えるだろう」と語りました。(訳:FUYING)
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